お腹を浮かせて軽くゆする「腸ゆらしマッサージ」
湯船の中で座り、お腹を浮かせると、腹筋がゆるみ、少しゆらすだけでも腸に刺激が伝わる。お湯の温熱効果で血行も良くなるため、冷えによる便秘にもいい。ただし、妊娠中や月経痛があるとき、お腹の手術をしたばかりの人は控えて。
【1】湯船でお腹を浮かせる
お風呂のへりに背中をもたせかけて寝そべるようなイメージで、お腹を浮かせる。浴槽が狭くて脚を曲げる形でもお腹が浮けばOK。
【2】両手をおへその下に当てて手のひらでゆする
両手を下腹に当て、両手全体で下腹を包むようにして、ゆする。気持ちいいと感じるくらいまで。20秒程度が目安。
【3】両手のひらで中央に向かって寄せる
左下腹部に左手、右下腹部に右手を当てる。親指の付け根部分を使ってお腹の中央に向かって寄せる。20秒程度。
【4】脇腹を両手で挟み手のひら全体で軽く押す
両手で脇腹を挟んで軽く押す。少しお腹をゆするようなイメージで10秒くらい。2〜4を3セット行う。
次回は、「頑固な便秘はトントン&ねじり対策で撃退」をご紹介します。
水上 健
久里浜医療センター内視鏡部長、慢性便秘症診療ガイドライン作成委員、慶應義塾大学病院便秘外来担当
久里浜医療センター内視鏡部長、慢性便秘症診療ガイドライン作成委員、慶應義塾大学病院便秘外来担当

齊藤早苗
看護師、コロンハイドロセラピスト
看護師、コロンハイドロセラピスト

取材・文/羽田 光(日経DUAL編集部) イラスト/まゆみん、PIXTA