いわゆる「頭痛もち」の人の頭痛は、「緊張型頭痛」と「片頭痛」の大きく2タイプ。あなたの頭痛がどちらのタイプか知ることで付き合い方が変わってきますよ。
【片頭痛】の人は激しい痛みに襲われる
頭痛のタイプには「緊張型頭痛」と「片頭痛」がある。このうち、片頭痛は急に激しい痛みに襲われるため、生活に支障が出やすいという特徴がある。痛みを怖がり、鎮痛薬を頻繁に服用すると薬剤の使用過多(乱用)になりやすいのも問題。
患者は女性が圧倒的に多く、男性の3倍以上。しかも、30、40代が発症のピークだという。
【緊張型頭痛】の人は緊張や血行不良に注意
強い痛みや吐き気を伴う片頭痛に対し、さほど強くないがジワーっと締め付けるような痛みがダラダラ続くのが緊張型頭痛の特徴。筋肉の緊張や血行不良が主原因で、背景にストレスがあることが多い。
「女性は介護や子どもの独立、夫の定年退職など、40〜50代以降に環境の変化によるストレスがかかりやすいため、発症しやすい傾向に」(富士通クリニックの五十嵐久佳医師)。痛み始めたら頭痛体操などの運動や入浴で血行を促し、筋肉をほぐすようにすると早く治る。
どちらのタイプの疑いがある?
さて、あなたの頭痛は「緊張型頭痛」と「片頭痛」のどちらだろうか。下記の項目をチェックしてみよう。
以下に多く当てはまれば【緊張型頭痛】の疑いあり
□【どんな痛み】 ギューッと締め付けられるよう
□【痛む場所】頭全体
□【家事や仕事】 何とかできる
□【動くと?】 痛みが軽くなることがある
□【吐き気】 吐き気はない
□【光や音】 特に気にならない
□【頭痛が起きた時】 マッサージやストレッチ、お風呂に入ると良くなることがある
以下に多く当てはまれば【片頭痛】の疑いあり
□【どんな痛み】ズキンズキンと脈打つよう
□【痛む場所】頭の片側あるいは両側
□【家事や仕事】するのがつらくて、できれば寝ていたい
□【動くと?】痛みが強まり、じっとしていたい
□【吐き気】吐き気があったり吐いたりすることがある
□【光や音】敏感になり痛みが増す
□【頭痛が起きた時】じっとして痛みがなくなるのを待つ
□【どんな痛み】 ギューッと締め付けられるよう
□【痛む場所】頭全体
□【家事や仕事】 何とかできる
□【動くと?】 痛みが軽くなることがある
□【吐き気】 吐き気はない
□【光や音】 特に気にならない
□【頭痛が起きた時】 マッサージやストレッチ、お風呂に入ると良くなることがある
以下に多く当てはまれば【片頭痛】の疑いあり
□【どんな痛み】ズキンズキンと脈打つよう
□【痛む場所】頭の片側あるいは両側
□【家事や仕事】するのがつらくて、できれば寝ていたい
□【動くと?】痛みが強まり、じっとしていたい
□【吐き気】吐き気があったり吐いたりすることがある
□【光や音】敏感になり痛みが増す
□【頭痛が起きた時】じっとして痛みがなくなるのを待つ
次ページでは、片頭痛が起こる原因を解説!