市販のペットボトルでもOK
職場でハーブティーを入れられない、外出が多い……。そんな人はペットボトルのハーブティーを活用しよう。最近は種類も増えている。
レモングラスティーもペットボトルが登場。ジャスミンティーと同様に、イライラやうつうつの改善に役立つ。「マテ茶やルイボスティーなども、薬効のある植物という観点でいえばハーブティーの仲間」と橋口さん。
「マテにはマテインというカフェイン様物質が含まれるが、コーヒーよりも穏やかなので、コーヒー代わりに飲むのにお薦め。ルイボスにはお通じを良くする働きも。いずれも和食との相性が良いので取り入れやすい」(橋口さん)。
おすすめハーブティーの例
◆レモングラスティー
⇒【昼】眠気すっきり集中力アップ
「爽快な香りがイライラやうつうつをすっきりさせる。眠気を飛ばしたいときにもいい」と橋口さん。食後の胃もたれを改善する効果もある。
◆ジャスミンティー
⇒【昼】イライラ、うつうつに
「気分を沈静したり、うつうつするときの気分転換にも有効」と橋口さん。脂っこい料理と相性がいい。食事のお供にも。
◆マテ茶
⇒【昼】脂肪の吸収を抑える
脂肪の吸収を抑える。南米で古くから飲まれ、鉄分やカルシウム、ポリフェノール類の仲間のフラボノイドを多く含み、「飲むサラダ」と言われる。
◆ルイボスティー
⇒【夜】腸内環境を整えお通じ改善
リラックス作用のほか、抗酸化、炎症作用、整腸作用がある。「苦みや渋み成分であるタンニンが少ないので空腹時に飲んでも胃に優しい」と橋口さん。
炭酸とハーブコーディアルの組み合わせも
炭酸飲料の刺激が欲しくなったときには、ハーブコーディアルがいい。
コーディアルは、ハーブの成分を抽出し、砂糖や果汁などで甘みを加えた濃厚なシロップ。ハーブによるデトックス効果がある。水や湯、炭酸水で割って飲む。
「私は運動後に炭酸で割って飲んでいます。ただし、甘くてカロリーが高いので飲み過ぎには気をつけて。1日1杯程度を目安に」(橋口さん)。
緑蔭診療所(神奈川県南足柄市)

取材・文/柳本 操 写真/三村健二、PIXTA 構成/羽田 光(日経DUAL編集部)