前回はだし要らずの育菌みそスープについてご紹介しました。今回は医師や腸の専門家による直伝レシピをご紹介しましょう。時間がなくても、さっと用意して食べられるみそスープです。
前回の記事・朝と夜に味噌パワーを注入 「育菌」みそスープ
腸のスイッチを入れる 朝1分の育菌みそスープ
腸の働きがよくなることで体がシャキッと目覚めて、お通じもスムーズに。マグカップに材料を入れてお湯を注ぐだけでできるから、時間のない朝にぴったり。
「2週間続けると腸も肌も変わります」
腸は、食べた物の栄養を吸収する器官。「畑の状態が悪いと元気な野菜が育たないように、腸の状態が悪いと栄養が吸収されにくく、お通じや肌の調子も整わない」(食事指導で味噌汁を薦めている内科医の関由佳さん)。そんな腸をリセットするのが、関さんお薦めのみそスープだ。
キノコや練りゴマといったうまみの強い具材の組み合わせで、だし要らず。納豆は入れるだけ、キノコみそは作っておけば、朝、お湯を注ぐだけですぐに食べられる。
腸を温められるのもポイント。「腸は冷えると働きが悪くなり、悪玉菌が増えやすくなる」(関さん)からだ。「2週間のみ続ければ腸も肌も変わり、軽い不調も改善する」と、関さん。
「Misoドクター」関由佳さんお薦め
●納豆と練りゴマの育菌みそスープ
[1杯分]119kcal・塩分1.5g・食物繊維3.4g
【材料(1杯分)】
納豆(小粒)…1パック(40g)
カイワレ大根…1/8パック
白練りゴマ(またはゴマ油)…小さじ1/2(3g)
味噌…小さじ2(12g)
【作り方】
1. 味噌と練りゴマはカップで混ぜ合わせる。カイワレ大根は根の部分を切っておく。
2. カップに残りの材料を入れ、熱湯160mlを注ぐ。
●キノコとオリーブオイルの育菌みそスープ
[1杯分]65kcal・塩分1.5g・食物繊維3.8g
【材料(キノコ味噌3杯分)】
好きなキノコ…3パック
オリーブオイル…小さじ2
味噌…大さじ2(36g)
【作り方】
1. キノコ味噌を作る。キノコは1cm角くらいの大きさに切る。
2. フライパンにオリーブオイルを熱し、1を入れて強火で炒め、しんなりしたら火を止める。
3. 2の粗熱が取れたら、味噌と混ぜる。冷蔵庫で約5日保存できる。
※飲むときは、1杯につき3分の1の量をマグカップに入れ、熱湯160mlを注ぐ。
関さんのみそスープ生活
毎朝、手作り味噌で作った味噌汁をのむ関さん。鍋は使わず、お椀に具材を入れて、お湯でといた味噌を入れて作るそう。

