誰か新しい人と出会って、結婚したいわけじゃない。でも、これまで頑張ってきた分、ふと思うのです。これからの人生を一緒に歩むパートナーが欲しいって。
「昔と同じ相変わらずな言い方すんのなー(笑)。そうです、京子にメッセージするってことは、今の俺は何かと行き詰まっています。そして若干、酔ってもいる」
今年の初めに、元カレの裕二(仮名・52歳)から来たメッセージ。彼とは別れた後、6、7年前にフェイスブックでつながって以来、年に1、2回メッセージを送り合う。
京子
(仮名・48歳・独身・コピーライター)
(仮名・48歳・独身・コピーライター)
始まりは、彼が転勤先の上司のすすめで一回りも若い奥さんと結婚して、子宝にも恵まれた頃。さぞや幸せな結婚生活を自慢されるのかと思いきや、「体力の衰えしか感じない40代半ばで扶養家族を持つ責任がどれほど重いか、お前に分かるか?」といった愚痴が主だった。
だから私も、付き合ってる人とケンカしたり、フラれたりすると「ちょっと聞いてー!」と遠慮なくぶちまけている。
彼と付き合ったのは20代後半の5年間。それから約20年の時を経て、連絡を取るようになった。