筋状に髪を脱色して明るくする「ハイライト」を入れると、より白髪が目立ちにくくなりますし、髪全体に立体感を出すこともできます。地毛の色が暗く、明るく染めると伸びた根元が目立ってしまう人は、筋状に暗い色を入れる「ローライト」を入れると、境目が目立ちにくくなる。ARIA世代は、髪のボリュームが落ちてくる世代でもありますが、明るい髪色は髪に空気感を出してくれるので、ボリュームがあるように見せることができます」

【サロンで白髪を染める コツ】
◆髪全体を明るい色にして「ぼかす」
◆筋状に髪を脱色する「ハイライト」を入れる
◆地毛の色が暗い人は、筋状に暗い色を入れる「ローライト」を入れる

「隠したい」ではなく「なじませたい」と伝える

 せっかく時間を割いてサロンで染めるなら失敗は避けたい。美容師にオーダーする際、気を付けてほしいのは、「白髪をどうしたいのか、きちんと伝えること」

 例えば『とにかく白髪を隠したいんです!』と伝えたとする。それを聞いた美容師は『白髪がすごく気になっているんだな。しっかり黒く染めて隠してあげないと』と感じ、暗めの色にする可能性が高いという。「いかにも白髪染めをしました!という仕上がりを避けたいのであれば、『白髪を隠したい』と伝えるより、『白髪が目立たないようにしたい。どんな方法がある?』『白髪をなじませて目立たなくしたい』と具体的に相談するといいですね」