自分よりも他人の利益を優先する「利他的な生き方」。ARIA読者の中にもキャリアのゴールとその先を見据えて、これまでに積み重ねてきた経験やスキルを社会に還元したい、人の役に立ちたいと考える人は少なくありません。日本では仏教などで古くからある「利他」という言葉が、なぜ今、“幸せ”のキーワードとして注目を集めているのでしょうか。利他をテーマに研究をしている東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長の伊藤亜紗さんが全3回で解説します。

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- 「困っている人を助ける」の選別で善意が届きにくくなる
- 2022.06.28 古くからの仏教用語「忘己利他(もうこりた)」としての意味に限らず、近年ビジネスや環境などさまざまな分野に広がっている利他の概念。社会の課題解決につながるキーワードとして注目される一方で、人や使われ方...
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- 2022.04.26 自分よりも他人の利益を優先する「利他的な生き方」。ARIA読者の中にもキャリアのゴールとその先を見据えて、これまでに積み重ねてきた経験やスキルを社会に還元したい、人の役に立ちたいと考える人は少なくあ...