その人らしさや、生き方のスタイル。どうやらそれは、住まい方にも強くあらわれるようです。この連載ではシングルARIAさんのひとり時間の過ごし方、ついのすみか考察、おひとりさま同士の助け合いなどを通じて、自立した大人の女性たちの人生観とすてきな住まいの関係を紹介していきます。前回に続き、別居をきっかけにひとり暮らしを始め、離婚後、47歳で1LDKのマンションを購入した、人気ブロガーのショコラさん邸を訪ねました。
(上)人気ブロガー・ショコラ マンション購入は離婚後47歳
(下)「老前整理」でミニマム&快適 64歳のシングルライフ ←今回はココ
「身の丈に合う」と「身の丈を超える」節約を使い分ける
パート主婦のときに別居を始め、離婚後はバリバリの営業職として自活。購入したマンションのローン繰り上げ返済も終え、定年3年前の57歳で退職したショコラさん。現在は週4日のパートをして暮らしている。今年、64歳になった。
働き方や収入が変わっても、月12万円でやりくりする生活をキープしている。とはいえ、何もかもきっちり節約というわけではなく、「身の丈に合う」と「身の丈を超える」というメリハリのあるお金の使い方をするのがショコラさん流だ。

平日、お昼はお弁当を持参して普段の食事はごく質素に。休日に友人や息子と出掛けるときは、おいしいお店を探して、あまり金額を気にせず、食べたいものを食べる。
買い置きは必要最小限に。本棚は持たず、読みたい本は2週間に1回、図書館から借りてくる。ママチャリで運動を兼ねて遠出したり、銭湯通いを楽しんだり。
「できるだけお金をかけずに楽しめる方法は、面倒臭がらなければ、いくらでもあります」