蓋を開けてみなきゃ、人にはどんな悩みがあるのか分からない。笑顔でステキなあのARIAさんも、40~50年も生きてりゃ悩みの1つや2つありますよね。さて、今日はどんなお悩みが出てくるのでしょうか――。今回はお母さんを亡くした後、長い間気持ちが前向きになれないという女性のお悩みに、看護師僧侶の玉置妙憂さんが回答してくれます。

回答者:玉置妙憂さん(看護師僧侶)
「悲しい自分」と正対していますか
10年たっても、時々思い出して悲しくなる……これって当たり前のことで、決して、後ろ向きではありません。「ああ、お母さんが懐かしいなぁ。会いたいなぁ」って。その気持ちは大切にされていいと思います。
でもね、ミルクティーさんはもしかしたら「お母さんを失って悲しいという気持ち」に真正面から向き合っていないのではないでしょうか。心のどこかで「いつまでも悲しんでいる私って、駄目よね」と、悲しい気持ちに正対せずに、無理に正そうとしたりはしていませんか。
そんなことはしなくていいんです。むしろ、悲しい気持ちを受け止めて、悲しみを自分のものとして背負う覚悟が必要なんです。