蓋を開けてみなきゃ、人にはどんな悩みがあるのか分からない。笑顔でステキなあのARIAさんも、40~50年も生きてりゃ悩みの1つや2つありますよね。さて、今日はどんなお悩みが出てくるのでしょうか――。今回はカラオケの選曲に悩む女性に、漫画『だめんず・うぉ~か~』で一世を風靡した「くらたま」こと倉田真由美さんがズバリ答えてくれます。

回答者:倉田真由美さん(漫画家、コメンテーター)
周りが期待しているのは、年相応の曲
好きなカラオケ曲は20代の頃に決まりますよね。そこから楽しんでバリエーションを増やすのはいいけれど、無理やり増やす理由は全然ありません。カラオケはアップデートできなくて当たり前。アップデートしないのが基本です。
それぞれの年代で、はやった曲を聴くのがカラオケの醍醐味。歌は年齢と連動しているものでしょ。私だったら、杏里やプリプリ辺りが定番。周りの人もそれは分かっているから、逆に私が西野カナを入れたら「なんじゃい?」ってなりますよ。それはむしろ、期待を裏切っているわけです。
私たちだって昔、上司が舟木一夫の曲を歌うのを聴いて、舟木一夫を知ったでしょ。リアルタイムに聴いてない曲もカラオケを通じて知ることができる。同世代と行けば「これもあったね」「あれも、はやったね」と懐かしい面白さがあるし、他の世代と行ったときには「こんな曲があるんだ。知らなかった」という新しい発見がある。