蓋を開けてみなきゃ、人にはどんな悩みがあるのか分からない。笑顔でステキなあのARIAさんも、40~50年も生きてりゃ悩みの1つや2つありますよね。さて、今日はどんなお悩みが出てくるのでしょうか――。今回は、仕事でも家庭でも心が休まることがなく、猫になりたい…と願う女性に、タレントで茶道師範のルー大柴さんが回答してくれます。

縁の下のマッスルマン(力持ち)の孤独
会社では管理職で上からと下からの板挟みと数字のプレッシャーに苦しんで、家では家事を頑張って。縁の下のマッスルマンとしてやってきたのに、誰にも理解されてない。アローンな気持ちなのでしょう、イルカさん。
今、イルカさんは、上司、部下、夫、息子、誰を見てもイライラして、きっともううんざりしてるんだよね。そういうネガティブな感情に左右されず、食べたいときに食べて、寝たいときに寝る、自由気ままな猫になりたいんだよね。分かるなぁ。
なら、いっそ、猫になっちゃえ! 仕事は仕事でやらなきゃいけないんだろうけど、それとはまるっきり関係ないことをやる自分の時間を持つことが第一歩。しかも、ビジーなものじゃなくてスローなものがいいよ。例えば、私なんかはそういうときには多摩川にローチ(ドジョウ)を捕りに行っています。
私は下積み時代が長くて、仕事が欲しい欲しいって前のめりに頑張ってきたんだけど、忙しさがピークになった頃は、夜も寝られないし、「なんだこの状況は……」と思いましたよ。