蓋を開けてみなきゃ、人にはどんな悩みがあるのか分からない。笑顔でステキなあのARIAさんも、40~50年も生きてりゃ悩みの1つや2つありますよね。さて、今日はどんなお悩みが出てくるのでしょうか――。今回は、立て続けに両親の死を見届けた女性のお悩みに、タレントで茶道師範のルー大柴さんが回答してくれます。

回答者:ルー大柴さん(タレント・茶道師範)
私は3回ダイしかけました
いつまで生きるんだろうとか、自分もいつか死ぬんだよなぁとか考えること、みんなあると思うんだよね。実は私も3回、ダイ(死に)しかけたことがあります。
1回目は赤ちゃんのとき。父親が置いてたたばこの吸い殻を食べて胃洗浄をしてもらったらしいです。記憶はないけど。次は、小学1年生ぐらいのとき、プールで溺れて、溺れながら「おばちゃん、おばちゃん」って叫んだけどボールを投げて遊んでいたおばちゃんには気づいてもらえなくて。
間一髪、知らないおじさんがクロールして助けに来てくれた。子どもながらに命の恩人だなと思いました。私は小さいときから生意気で、「俺はビッグになる」なんて思っていたので、溺れながら、「ああ、ここでもう一回水飲んだらダメだな」、こんなんで死ぬのかーと思ってたっけ。
あとは8年前ね。アフリカのジブチ共和国で。気温が40度を超えてプールが一瞬で風呂になる、世界一暑い国って言われているところで熱中症にかかって死にかけました。インタビューしてたらグラグラして膝をついちゃってね、私もここでダイするのかなと真剣に思った。まあ、あめをなめたら治ったんですけどね。
死について初めて本気で考えたのは、19歳のときに恋人を事故で亡くしたときですね。