その「筋力不足」は危険です
オンライン会議中、画面に映る自分の顔にぎょっとしたことはないだろうか。「私の顔こんなに大きかった!?」「思っていたよりほうれい線が目立つ……」と、思わずカメラをオフにしてしまいたい衝動に駆られることも。
「動いている自分の顔を見る機会というのは、今まであまりなかったんですよね。鏡だけで見ていた自分の顔を、オンライン会議で客観的に見ることで新たな気づきや悩みが出てきた方が増えています」と話すのは、顔の筋肉を整えるメソッドを提唱している村木宏衣さん。村木さんの元には、もともと鏡を見る習慣のなかった男性たちからの悩みの声も多く届いているという。
リモートワークとマスク生活で顔の老化が進む
村木さんによると、悩みが増えたのは客観的に自分を見て「現実を受け止めたから」というだけでなく、ここ1年の新習慣によって実際に顔の老化が進んでいるためでもあると指摘する。
「リモートワークで人と話す機会が減ると、顔の筋肉が使われず、動きが鈍くなってしまいます。外に出たとしても、マスクをしていると口の動きが小さくなりますよね。そうすると上唇を上げる動作が減ってしまいます。そのせいで顔の横の筋肉ばかりが使われるようになり、鼻が横に広がり、鼻周りがぼんやりして鼻が低くなったように見えてしまうんです。そのほか、フェイスラインのたるみ、二重あごやほうれい線が深くなるなど、さまざまな影響も出てきています」
顔の筋肉をほぐし鍛えることで、これらの悪影響を予防・解消できるという。次のページからは、村木さん直伝の「コロナ禍にやっておきたい顔筋メソッド」4種を動画で解説する。