私の、チームの強みの見つけ方
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1「ストレングス・ファインダー」自分の強みを武器にする←今回はココ
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2上司の強みが部下のプレッシャーに 資質別の注意点とは
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340代からのキャリアに必要なのは棚卸し 2大ポイント
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4本当に強いチームの共通点 リーダーが弱みを見せられる
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5GAFA流 成果を上げるチームに必ずある心理的安全性
「欠点」ではなく「才能」に目を向け強みとしていく「ストレングス・ファインダー」の考え方が、今多くの人の心を捉えている。
自らの資質を発見し、才能を開花させる方法を解説したビジネス書『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』(日本経済新聞出版)は、2020年9月には累計部数100万部を突破した。
「ストレングス・ファインダー」とは、米国のギャラップ社が開発した「人の強み」を説明するための34の資質を測る手法。同書を使いつつ、オンラインでアセスメントを受けることで、自分の資質が分かるというものだ。
ただ、大事なのは資質を知ることだけではなく、知った上でどのように行動を変えていくかだという。同書の翻訳を手がけたギャラップ認定ストレングスコーチ古屋博子さんに、自分の強みを最大限に生かす方法を聞いた。
編集部(以下、略) ストレングス・ファインダーは、ここ最近ますます注目されているように感じます。
古屋博子さん(以下、古屋) 「働き方改革」や「女性管理職登用」などの波がきて、「どう対応したらいいの?」「突然管理職にさせられた、どうしよう」などと戸惑う人が増えてきて、そこにストレングス・ファインダーがハマったんだと思います。
またインターネットやSNSなどの発達により、海外と直結する機会が増えてきました。仕事も学びもオンラインで行われるようになり、出張や転勤などがなくとも世界に身を置くような感覚です。「世界で戦うには、自分の個性が分かっていないと競争に負けてしまう」と相談に来るクライアントさんも多くなりました。皆さん、「個」が立っているということが武器になると気づき始めているんだと思います。
新型コロナ禍のような予測できない大きな状況の変化に対応するためにも、自分の「個性=強み」が分かっているといないでは大きく差が出るでしょう。