仕事の人間関係、オトナの対処法
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2「徹子の部屋」プロデューサー 叱責地獄で学んだ処世術
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3奥田浩美 起業家の人間関係 周りの人は2年で変わる
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4パナソニック山中雅恵 価値なき報・連・相は求めない
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5相談筒抜け、上司の面子つぶし…失敗に学ぶ、処世の教訓
◆「男性上司は、上の顔色をうかがってばかり。後で『聞いてない!』と言われるのを恐れて、細かい指示をしてきたり、上の意向でコロコロ意見を変えたり。私もチームメンバーも疲れている」
◆「同世代の部長クラスの女性2人の間で板挟みにあった。それぞれの言い分も理解できるので、いつまでも抜け出せない」
◆「いつも話を聞いてくれる役員を信頼して何でも相談していたら、実は上層部に筒抜けだった……」
これらは、日経ARIAが実施した読者ヒアリングで集まった、仕事での人間関係エピソードだ。「仕事上の人間関係で悩んでいる」と答えた人は過半数いた。「実は、人間味にあふれ、共感力の高い人ほど、人間関係の悩みは多い」と話すのは、組織の人間関係に詳しい心理カウンセラーの五百田達成(いおたたつなり)さん。
そんな五百田さんがオススメするのは、組織を泳ぐためのコミュニケーションテクニックだ。テクニックで人と付き合うなんて不誠実だ……と思う人もいるかもしれないが「心をなくすわけではない。ちょっとした『割り切る』方法を身に付けるだけで、人間関係は思いのほかスムーズにいくのです」。
そこで、仕事の人間関係をサバイブするコミュニケーションのポイントや、「むちゃぶり上司」や「文句だらけの部下」など、少し面倒な人への対処法も教えてもらった。読者の中には「自分なりに対処法を見つけている」人もいるだろう。答え合わせをするような感覚でぜひ参考にしてほしい。すぐ実践したくなる具体的なものばかりだ。
この5つを意識して、悩みの深刻化を防ぐ。具体的な解説は3ページ目へ
5ページ目では、今日から使える実践的なテクニック、切り返す言葉も紹介