会社に勤めていれば定年がありますが、その先にも長い人生が続くことを考えれば、多くの人が何らかの形で働き続ける時代。今や誰にとっても、いつかは組織を離れて仕事をする=フリーランスの働き方が自分事になるのです。実際にフリーランスとして働き始めるには、どんな準備が必要?どうやって仕事を見つけるの?一足先にフリーランスへの道を歩み始めた同世代のケースを中心に、役立つ情報をお届けします。
人生100年時代 誰もがいつかはフリーランス
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会社員を辞めてフリーランスになるとしたら、今まで会社がやってくれていた経理業務や税金の申告なども自分でしなければなりません。でも、一体何から手をつければいいのか、見当もつかないという人も多いのではないでしょうか。そこで、フリーランスや「ひとり社長」の節税を得意とし、ヒロ税理士としてYouTuberとしても活躍する田淵宏明さんに、フリーランスになったらすべき最低限のお金周りのことを教えてもらいました。
会社員との決定的な違いは確定申告
―― お金の面で会社員とフリーランスの一番の大きな違いは何でしょうか。
田淵宏明さん(以下、敬称略) 一番の違いは「確定申告しなければならないこと」ですね。今までは給与から自動的に引かれていた税金を、自分で納税しなければいけません。また、そのために帳簿をつけるなどの経理業務も自分で行う必要が出てきます。
―― 帳簿つけや確定申告って、一人でやるのは難しそうですよね。フリーランスになったら税理士などの専門家に依頼する必要もあるのでしょうか?