40~50代、ARIA世代の日本女性は世界で最も眠っていないと言われます。短時間睡眠を続けると認知症などの危険性が上昇、仕事の生産性も低下。そして…? 隠れ睡眠不足の怖さから、最高の睡眠のための実践方法、実際に試して分かった快適睡眠グッズまで詳しくお伝えします。
45歳からの最高の睡眠
45歳からの最高の睡眠
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1「すぐ眠れる」は黄信号 ARIA世代の危ない睡眠不足
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2睡眠時間の限られる人が、残業後もぐっすり寝るには←今回はココ
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3眠りの質が良くなる! 人気の枕10選、すべて試した
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4何かがおかしい…脳内科医が陥っていた無自覚な睡眠不足
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5本当に眠れる? 音、香り…人気の睡眠グッズを辛口評価
仕事が忙しく、責任ある立場のARIA世代。こんなケースに、あなたも心当たりはないだろうか?
【ケース1】残業した後、寝るモードになれない
残業して午後11時すぎに帰宅した。明日の朝も出社が早いので、すぐ寝なくてはと思うのについスマホを手に取り、気付いたら3時間以上たっていた。目がさえてしまい、やっと眠くなったのは午前4時……。
【ケース2】布団に入るとぐるぐる考えて眠れない
来年度の予算を作成して提出したが再検討の指示が出て、数字をどう作り直すか、この数日悩んでいる。なぜうちの部門だけ指摘があったのかなど、ぐるぐる考え始めると、布団に入ってもなかなか眠れない……。
頭脳労働がよく眠れない原因にも
デスクワークは頭脳労働、特に「左脳」を使う仕事に偏りがち。オフィスで遅くまで仕事をしたり、常に頭を離れない心配事があると、なかなか睡眠モードに体を切り替えられない。ようやく眠ったとしても眠りは浅くなりがちで睡眠の質まで下がってしまう。前回記事「『すぐ眠れる』は黄信号 ARIA世代の危ない睡眠不足」で見たように、40~50代の働く女性の半数以上が「寝ても疲れが取れない/睡眠時間が取れない」と答えていることにも関連が深いだろう。
そんな、頭脳労働が中心で疲れた「デスクワーク脳」に悩むARIA世代が「良い睡眠」を得るための方法、そして睡眠の質を上げるための「基本のキ」を、次ページから専門家に教えてもらおう。

休息モードに入りにくいあなたに、「脳を満足」させて眠る秘訣を2ページ目で紹介

布団の中でも仕事から離れられないあなたに、寝る前の簡単な習慣を3ページ目で紹介