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あなたが利用しているメインバンク。今の預金金利をご存じだろうか。都市銀行やゆうちょ銀行など大手は軒並み、普通預金が「0.001%」、定期でさえも「0.01%」しかない。1000万円を定期預金に預けても1年間で796円しか増えない(税引き後、税金20.315%)。預けている意味があるのか……と誰もが疑問に思うだろう。
それだけではない。頭が痛いのは、手数料だ。預けている銀行のATMから引き出すのは無料でも、コンビニATMでは規定回数を超えると手数料を取られる。他行への振込手数料もばかにならず、オンラインバンキングで手続きしても1回数百円かかる。
2020年3月から「みずほ」のサービスが大改悪
利用している銀行が「みずほ」なら、2020年3月から特に注意が必要だ。サービスが改悪されて、さまざまなシーンで手数料がかかるようになる。
コンビニのATMは現在、セブンーイレブン、ローソン、ファミリーマート(イーネット)いずれでも、毎月合計4回まで無料で引き出せるが、3月からは月2回と半減。しかも無料で利用できるのは、ファミリーマートだけになる(みずほ銀行を給与振込先に指定している場合)。
他行への振り込みも、要注意だ。振込手数料が月4回まで無料になる条件が、一気に厳しくなる。今は「預金残高500万円以上、または資産運用商品の残高がある」ことが条件で、資産運用商品には金額が指定されていないため、例えば個人向け国債を1万円分だけ保有していても対象となる。しかし、3月からは「資産運用商品の残高が100万円以上」とハードルがグンと上がる。条件を満たす人は激減するだろう。
サービスの改悪は、みずほだけではない。3大メガバンクの1つ、三井住友銀行では2018年の時点で、他行宛ての振込手数料は何をやっても無料にならなくなった。
このような状況で、メガバンクのサービスを使い続ける意味があるのか。もっと金利が高く、サービスが充実した別の銀行に乗り換えたほうがいいのではないか。そこで、金融商品に詳しいファイナンシャルプランナーの坂本綾子さんに聞いた。