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中室牧子 なかむろまきこ
1998年慶應義塾大学卒業。米ニューヨーク市のコロンビア大学で博士号を取得(Ph.D.)。日本銀行や世界銀行での実務経験を経て、2013年から慶應義塾大学総合政策学部准教授に就任し現在に至る。専門は教育を経済学的な手法で分析する「教育経済学」。

「『いい大学に行けば、年収は上がる』。そう言われて、違和感を覚える人はほとんどいないだろう。しかし、『偏差値の高い大学に行ったから収入が高い』(因果関係)わけではなく、『将来の収入が高くなるような潜在能力が高い人ほど偏差値の高い大学に行っている』(相関関係)だけかもしれない」(中室さん)。2月17日に発売された『「原因と結果」の経済学』では、2つのことがらが「原因と結果」の関係にあるか正しく見抜くための「因果推論」の考え方を徹底的に解説している。