大胡田 誠&亜矢子 おおごだまこと/あやこ
写真 ◆(おおごだ・まこと)弁護士。1977年静岡県生まれ。先天性緑内障により12歳で失明する。筑波大学附属盲学校の中学部・高等部を卒業後、慶應義塾大学法学部を経て、慶應義塾大学大学院法務研究科(法科大学院)へと進む。8年に及ぶ苦学の末に、2006年、5回目のチャレンジで司法試験に合格。全盲で司法試験に合格した日本で3人目の弁護士になった。07年から渋谷シビック法律事務所に所属。13年からは、つくし総合法律事務所に所属し、一般民事事件や企業法務、家事事件(相続、離婚など)や刑事事件などに従事するほか、障がい者の人権問題についても精力的に活動している。「日経ビジネスオンライン 全盲弁護士が語る『あきらめない心の鍛え方』」

◆(おおごだ・あやこ)武蔵野音楽大学の声楽科を卒業し、旧姓の大石亜矢子という名前で歌手として活動している。早産で生まれてきた際、未熟児網膜症になり視力を失った。誠さんの弟と同じ沼津盲学校に通っていたため、誠さんとは小学生のときから一緒に遊んだ仲である。
* お二人が通われた盲学校はそれぞれ、現在は視覚特別支援学校と名称が変わっています。