働く女性のキャリアとライフスタイルを応援する女性誌『日経WOMAN』(発行:日経BP)と日本経済新聞社グループの「日経ウーマノミクス・プロジェクト」は、「企業の女性活用度調査」を実施、2020年版「女性が活躍する会社BEST100」をまとめた。542社から得た回答を基に、『日経WOMAN』6月号(5月7日発売)誌上にて総合ランキングBEST100を発表した。同調査は『日経WOMAN』が、1988年の創刊時から不定期で実施しているもので、今回で18回目を迎えた。

 「働きがい」と「働きやすさ」という2つの観点から、企業における女性社員活用の実態を1.管理職登用度 2.女性活躍推進度 3.ワークライフバランス度 4.ダイバーシティ推進度の4つの指標で測定し採点。それらの合計得点を偏差値化して総合スコアとし、総合ランキングを作成した。結果概要は次の通り。 *表示した総合スコアが同じで順位が違う場合は、小数点2位以下で差がある。

 今年、総合1位になったのは日本IBM(2019年は総合3位)。女性社員の活躍推進を目的として1998年に設立した社長直轄の諮問委員会「Japan Women's Council」や「COSMOS」など、社内横断の女性リーダー育成組織が社内に根づく。2019年から女性管理職育成の年間プログラム「W50」を実施。参加者54人中、3割が管理職に昇進した。

 2位のアクセンチュア(19年は総合14位)は、06年に社内横断組織「Japan Women's Initiatives」を発足。経営・人事・現場一体で女性社員を支援。女性経営幹部候補の選抜型研修は、アジア太平洋地域から150人(日本人30人)が参加。女性経営幹部は20年に68人と、17年の21人から3倍以上に増えた。

 3位の花王グループ(19年は総合1位)は90年代に育児支援制度を整備。同時に制度が活用される環境づくりに注力し、90年代半ばには出産後も働き続けることが当たり前に。19年12月末時点の女性管理職比率は21%。19年3月には女性監査役が就任。性別や国籍など属性によらず、能力のある意欲的な人材を引き上げる風土が醸成されている。上位企業に共通するのは、企業トップが率先して女性活躍推進の旗振りをしていること、最低でも10年以上活動を継続していること、女性のリーダーを育成する仕組みが構築されていることだ。

 女性活用度調査の詳細は、『日経WOMAN』2020年6月号(5月7日発売)で詳報しています。

※調査概要/2020年1月~2月中旬に上場企業など国内有力企業4449社を対象に日経BPコンサルティングが実施。542社から回答を得た。設問や採点基準は有識者(聖心女子大学教授・大槻奈巳氏、キャリアン代表取締役・河野真理子氏、法政大学教授・武石恵美子氏)と本誌編集部で定めた。