10代から40代の今に至るまで、第一線で活躍し続ける広末涼子さん。昨年は映画のほか、初のエッセイや22年ぶりの写真集も刊行しました。この春からは、自身初となる朝ドラにも挑戦します。年齢を重ねた自分をポジティブに捉え、新たな魅力を発揮する、広末さんの美と健康の秘訣に迫りました。3月14日発売の『日経ヘルス2023春号』から、インタビューをお届けします。
年齢を言い訳にせず、躍進し続けたい
「20代の頃は、健康なんて考えたこともなかった」という広末涼子さんだが、30代後半からは「女優の仕事は健康第一」と実感するようになったそう。
「元気な体があってこそ新しい作品にも参加できるし、笑顔でいられます。昔は徹夜で撮影しても平気だったけど、今は睡眠不足だとすぐ顔に出ちゃう(笑)。ちゃんと休んでケアするのも仕事のうちと思うようになりました」
また、年齢を重ねることに対しては、「ポジティブに捉えているけれど、身体的な力はどうしたって若い頃よりも落ちる。いかに保つかが今の課題」と考えているそう。
とはいえ運動も食事も、厳密にルールを設けるのは苦手なのだとか。
「毎日何キロ走る、撮影の前にはこれを食べる……などルーティンを作ってしまうと、守れなかったときにストレスになる。そのときの自分の体と心の声を聞いて、素直に従うようにしています」
松坂慶子さんのノートを見て気が引き締まった
4月には、自身の生まれ育った高知県を舞台にした朝ドラ『らんまん』へ出演する。植物学者・牧野富太郎をモデルにした主人公・槙野万太郎の成長を温かく見守る、母親のヒサを演じる。
「ヒサは万太郎が植物に興味を持つきっかけとなる大事な役どころ。姑役の松坂慶子さんとのやり取りが多いのですが、持っていたノートを拝見したら、びっしり方言の発音が書き込まれていて。あれだけ経験を重ねた方でも、新しい現場で新しいものを作るために努力している。私も頑張ってついて行かなきゃ、と気が引き締まりました」
お芝居に加えて、昨年は22年ぶりの写真集や初のエッセイを刊行した。
「ちょうど40歳になる前にお話をいただいたのですが、長くこの仕事を続けてきた自分だからこそ伝えられることもあると考え、挑戦することにしました。年齢を言い訳にせず、『もっと躍進したい』という気持ちを今後も持ち続けたいです」
広末涼子さんが表紙の『日経ヘルス2023春号』は、「均整のとれたスタイルも痛まない体も、足指から~筋トレより軸トレ!100年ボディメイク」を大特集。「横手貞一朗さんの100年ボディのつくり方」「ヨガvsピラティス あなたはどっち?」などカラダづくりに役立つ情報満載。特別付録(36P)「血流&リンパケアBOOK」。話題のエクソソームなどを解説した「老化研究最新キーワード」、乱れやすい自律神経を整える「春の養生ごはん」、「発達障害グレーゾーン」と正しく付き合う方法、「イヌ、ネコ、トリからうつる病気」など多彩なラインアップでお届けします。