元フィギュアスケーターという経歴を持つ俳優の小芝風花さん。選手時代の練習を通じて鍛えた体幹やストレッチの習慣は、今の仕事にも生きているといいます。昨年から本格的に始めたというエクササイズも、スタイルアップや体力維持につながっているそう。6月14日発売の『日経ヘルス2022夏号』から、インタビューをお届けします。
長年打ち込んだスケート 体幹の強さを褒められる
実は元フィギュアスケートの選手で、小中学生の頃は毎日練習に明け暮れていた小芝風花さん。しかし競技を引退してからは、ほとんど運動はしていなかったと明かす。「階段を上るだけで息切れするほど体力が落ちてしまったので、さすがにまずいと思って(笑)。去年からジムに行き始めました。タイトな服を着たときにきれいなシルエットになるよう、下半身を中心にバランス良く鍛えています」。
俳優となってからは、スケートで培った体幹の強さが仕事に生きることも。「以前出演した映画『魔女の宅急便』にほうきに乗って飛ぶシーンがあるのですが、ワイヤーでつられながらも体が安定していたので、『体幹がしっかりしているね』と言われました。運動後にストレッチをする習慣がついたのも、子ども時代にストレッチ不足でケガをした経験が生きています」
演じるキャラクターの成長と共に、強くなれた
6月には、民放連ドラ初主演となった『妖怪シェアハウス』の劇場版『妖怪シェアハウス—白馬の王子様じゃないん怪—』が公開。小芝さん演じる気弱な主人公の澪が、妖怪たちと共同生活をする中でたくましくなっていく……というホラーコメディーだ。
「映画ではオリジナルの妖怪が登場したり、澪が恋をしたりと新たな展開もあるので、楽しみにしてもらえたら。仲間の妖怪たちが守ってあげたくなるような澪の純粋さは、ドラマと変わらず大切に演じています」
気弱で流されやすかった澪の成長とともに、小芝さん自身も今作を経て強くなれたと話す。
「もともとは私も、イヤなことがあっても空気を悪くするのが怖くて口に出せないタイプ。でも、ときには自分を主張することも大事だと思うようになりました。私も澪のように自分をしっかり持って、一人の大人として成長していきたいです」