タイトな服できれいなシルエットが作れる体になりたい

 小芝さんに、美と健康のためにしていることを聞いてみた。

「きゅっと上がったカッコいいお尻」を目指して昨年からジム通いをスタート。

「お尻を中心に、背筋や腹筋、胸筋をバランス良く鍛えています。長くスケートをやっていたせいで脚の外側に筋肉がつきやすいのも気になるので、内ももを引き締めてきれいな脚のラインを作るのも目標」

 最近では、次の作品『Lady Kaga(レディ・カガ)』のためにタップダンスにもチャレンジしている。「レッスンだけでなく、家でもベニヤ板を置いて練習しています。かなりハードな動きなので体幹が鍛えられるし、体力も付きそうです」。

 ドラマや映画出演が相次いでいる小芝さんだが、健康維持には家族からのサポートもある。撮影中は栄養が偏りがちになるため、母に作ってもらう野菜たっぷりのスープでバランスを取っているという。

「自分で作るときは、ガッツリ系の肉料理がほとんど(笑)。基本的には、食べたいものはガマンせずに食べようと決めているので、特に食事制限はしていません。体調が気になったときには、腸にいいという乳酸菌飲料や酵素ドリンクを飲むことも。共演している松本まりかさんは健康や美容に詳しくて、これがいいよ! とよく教えてくれるんです」

共演している松本まりかさんから、健康や美容について教えてもらうことも。(写真は『映画 妖怪シェアハウス−白馬の王子様じゃないん怪−』から)
共演している松本まりかさんから、健康や美容について教えてもらうことも。(写真は『映画 妖怪シェアハウス−白馬の王子様じゃないん怪−』から)

 撮影では、「泣くシーン」もある。そんな撮影の次の日など顔がむくんだときは、早起きしてマッサージをすることもあるそう。

「化粧水、乳液といつものケアをした後に、マッサージクリームを塗って、フェイスラインをひたすらごりごりとほぐします。ニキビの跡が治りづらかったり、前よりも皮膚のハリがなくなってきたり……と少しずつ年齢による変化も感じているので、しっかりケアしたいな、と思っています」

気になるのは「睡眠」。自然に触れてリフレッシュも

 いま試行錯誤しているのは、「睡眠の質を高める」ための方法。寝付きのいいときと悪いときの差が激しいのだという。

「いざベッドに入っても、役やお芝居のことを考え始めると頭が冴えてしまって。なかなか寝られなくて、2時間くらい、何度も寝返りを打つことも。睡眠の質を高めるというサプリメントを試したり、自分に合うものを探しているところです」

 睡眠の質を高めるのには、寝る前のお風呂もいい。バスタイムには、森の香りのする入浴剤で気分転換しながら、リラックスするのだとか。

「自然な香りで、お湯が白濁するものが好み。ストレスがたまったときは、手のひらで湯船の水面を思いっきりたたいてバシャバシャ音を出すと、なぜかスッキリします(笑)。忙しくてもしっかりお風呂に浸かることで冷えの防止にもなっています」

 休みがとれたときには、自然の中で過ごしてリフレッシュすることもあるという小芝さん。この夏は、キャンプをするのが目標なのだそう。

「家族でキャンプにはまっているのですが、なかなか行く機会が取れなくて。キャンプ道具は一通り揃えたので、使わないともったいないですよね。自然に触れるのが好きなので、気候のいいうちに、緑に囲まれてリフレッシュしたいです」

小芝風花(こしば・ふうか)
1997年生まれ、大阪府出身。2011年「ガールズオーディション2011」でグランプリを獲得し、2012年にドラマ『息もできない夏』で女優デビュー。近作にドラマ『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』『彼女はキレイだった』など。公開待機作に映画『貞子DX』『Lady Kaga レディ・カガ』がある。

取材・文/工藤花衣 写真/石倉和夫 ヘア&メイク/竹内あゆみ スタイリスト/成田佳代