『ずぼらヨガ』で知られるイラストレーターの崎田ミナさん。最新作の『自分の手でときほぐす! ひとりほぐし』では、筋肉や骨などを詳細に描く独自のタッチで、頭のてっぺんから足先までの「ほぐしワザ」をマンガで図解しています。第2回は、手が届かない背中を自分でも気持ちよくほぐせる「テニスボール整筋」を紹介します。

自分の手でときほぐす「ひとりほぐし」
第1回 ずぼらヨガの崎田ミナが図解 肩こりを「ひとりほぐし」
第2回 ゴリゴリ背中は、テニスボールで「ひとりほぐし」←今回はココ
第3回 不安を消して自己肯定感を高める「タッチほぐし」

 長時間のスマホやパソコンだけでなく、寒さを感じたり緊張したときにも、無意識に首や肩をすくめていたり、猫背になったりしていませんか。それが積み重なると背中から首、肩、頭までガチガチに。誰かに背中をほぐしてもらいたいけど、そういうわけにもいかない。そんなときにお薦めなのが、「テニスボール整筋(せいきん)」。ボール一つで、手が届かない背中を自分で気持ちよくほぐせるのです!

背中をほぐすと首・肩がラクになり リフトアップも

 「整筋」は、エイジングデザイナーの村木宏衣さん(※)が指導されている方法で、ほぐしたい筋肉を押さえたまま腕や足、首などを動かすことで、硬くなった筋肉を奥まで効率よくほぐせるのが特徴です。

 首と背中の筋肉が張っているところ、凝っているところ、硬くなっているところをゆるめると、筋膜を介して、頭の筋膜もゆるんできます。そのため、顔のたるみが気になる人は、リフトアップ効果も期待できるそうです。

 「テニスボール整筋」で用意するのは、硬式テニスボールと、刺激の強さを調節するためにクッションとして使うタオル。テニスボールは100円ショップにあるものでもOKです。

 刺激の強さはイタ気持ちいいくらいが目安。ボールだけだと刺激が強すぎる、痛いと感じる人は、テニスボールの上にタオルを重ねて肌当たりをやわらげましょう。タオル一重でも痛ければ、二重、三重と重ねて調整します。

 それでも腕を動かすと痛いという場合は、テニスボールの上に横たわって深呼吸するだけでもほぐれます。気持ちのいい方法で実践してみてください。

※注:エイジングデザイナー・村木宏衣さんの「整筋」メソッドは、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイクなど、女性の姿勢や肌、髪を土台から立て直すメソッドとして注目されています。著書に『一生劣化せず今すぐ若返る 整筋・顔体大全』(日経BP)、『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』『10秒で疲れがとれる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)など。