副業というフィールドには、思いがけない落とし穴がいくつも隠れています。知らずに進むと、詐欺まがいの高額教材を買わされたり、自覚のないまま法律違反を犯してしまったり、脱税を指摘されたりするケースも。穴に落ち、本業まで失う最悪の事態に陥らないよう、注意すべき点を副業プランナーの中野貴利人さんに聞きました。

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知らずにハマってしまう副業の落とし穴には気をつけよう
知らずにハマってしまう副業の落とし穴には気をつけよう

【ご用心1】本業の就業規則に違反!

副業禁止は法律上は無効だが…
就業規則で副業を禁じていても法的な拘束力はなく、副業を理由に解雇されても裁判で無効となるケースが多い。「とはいえ現実には、会社が副業を好ましく思っていない以上、さまざまな軋轢が生じ、評価が下がることもあり得る」。また公務員は原則、副業を禁じられている。

【ご用心2】本業の会社に損害を与える!

秘密保持違反や名刺利用に注意
本業に支障を来す、企業秘密を漏らす、会社の信用を損なう、などの行為はすべて懲戒処分の対象。「本業の就業時間中は副業をしない、本業の名刺は使わない、は最低限のルール。また、本業で得たノウハウや人脈を活用する場合は、情報漏洩にならないか注意しましょう