3月8日、国際女性デーに寄せる特別動画メッセージ連載。今回登場するのは、駐日スウェーデン大使、ペールエリック・ヘーグベリさんです。
国際女性デーへの反対を明言
駐日スウェーデン大使、ペールエリック・ヘーグベリさんは言います。
「私にとって日本は子どもの頃からずっと大事な存在でした。一番大切な宝物はソニーのウォークマンでしたし、日本人作家が書いた本を読み、日本の映画を見ながら北海道でスキーをすることに憧れを抱き、和食も好きになりました。2019年9月に駐日スウェーデン大使に就任してから早や2年半が過ぎましたが、いまだに日々、日本の魅力は増すばかりです。
最近、特に興味を持っているのは、神道や仏教、そして、日本人にとって「人生の意味とは何か」ということ。これについて考えれば考えるほど、スウェーデンの人々と日本の人々の間には、違いよりも、多くの共通点があると感じずにはいられません」
世界経済フォーラムが発表するジェンダーギャップ指数では、毎回上位にランクインし、2021年には5位に入ったスウェーデン。2021年には同国で初めて、女性首相が誕生しました。このようにジェンダー格差が少ないことで有名なスウェーデンの駐日大使でありながら、「国際女性デーには反対だ」というヘーグベリさん。一見、意外にも感じられる発言ですが、この裏側にはどんな思いが隠れているのでしょうか。