【動画】女性が男性と同等の権利を求めると、罪悪感を抱かされる

 2022年3月8日という日に、日本女性の皆様に連帯を示せることを心よりうれしく思います。男女間の不平等や不公平がいまだ残る社会を変えるための、皆さんの闘いに敬意を表します。

 職場や家庭、パートナー間で、女性はしばしば無理解や非難に直面します。女性が男性と同等の権利を求めると、罪悪感を抱かされるのです。女性の選択の自由や女性としての意思表明は、否定されてしまいます。

 しかし、私はシモーヌ・ド・ボーヴォワールと共に、自分のままである権利は、すべての人間の基本的な権利であると考えます。なぜ多くの男性にとって当たり前の「自分のままであること」が、女性には認められないのでしょうか。

 『第二の性』には、「人は女に生まれない。女になるのだ」という有名な言葉があります。それは、どの社会も「それが普通だ」と明言することで性のステレオタイプを強要し、「女性」というものをつくってきたという意味です。ですがそれとは反対に、フェミニストであることは、次のことを要求することです。

 女性だからという理由で、押しつけられたり禁じられたりすることは何もありません。

 日本社会には、この要求に対する伝統的な偏見がいまだに残っています。しかし、私は若い女性たち、女学生たち、職場や家庭の女性たちの、くじけずに頑張る姿に敬意を表します。家庭内、大学、会社での日々のプレッシャーにあらがうことは容易ではありません。差別は、微妙なものであれ露骨なものであれ、どこにでも生まれます。日常生活でそれに抵抗すること自体が、個人的かつ集団的な勝利なのです。そのような抵抗活動のおかげで、あるいは日経xwomanのようなメディアのおかげで、日本の社会に実現のきざしが現れ始めています。

 日本の女性たちに応援と親愛のメッセージを、フランスからお送りできることを光栄に思います。私は、日本の女性の皆さんが決して諦めないように心から励ますとともに、そのことが未来につながると信じています。

構成/小田舞子(日経xwoman) 協力/在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本

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