言葉の魔法でネガティブな経験もポジティブに変わる

はあちゅう 『人を追いつめる話し方 心をラクにする話し方』を読んで、心に響く言葉がたくさんありました。

 例えば、太陽上司の「仕事も大事だけど、それ以上に大事なものは、一生懸命に生きていると感じることだ」(178ページ)という言葉。太陽上司は大病を経験していることから、せっかく拾った命を無駄に使いたくないと考え、自分の人生の目的を「愉快に生きることだ」と決めています。その考え方や言葉が胸に染みました。実は最近、風邪をこじらせて声が出なくなってしまい、2週間ほど仕事を休んだんです。休んでいる間、世の中からすごく後れを取ったような焦りがありました。でも、太陽上司のその言葉に救われた気持ちになりました。

ひきた 私自身も昨年スランプでよく眠れない時期があり、「休む」大切さを実感しました。つい目の前の結果に目を向けがちになるけれど、目標の時間軸を先に変えることで、逆境や失敗もいい思い出になる。そんな気持ちを大切にしたいですね。

はあちゅう リモートワークに移行したときのエピソードも印象的でした(49~52ページ)。厳しい北風上司が「お前らサボるなよ」と部下をけん制するのに対し、太陽上司は、「会社では見えない顔が見られてるっていいことじゃないか」「誰だって生活を抱えて生きている。それが分かって仕事をするほうが、より深い仕事ができるんじゃないかな」と状況をポジティブに捉えていることにハッとしました。

 人って自分が厳しい状況に追い込まれると、「私ってかわいそう、私だけが苦労してる」と思いがちですが、形は違ってもみんなそれぞれに苦労がある。視点や捉え方をポジティブに変える言葉と出合うと、見え方が全く変わるんだと改めて気づかされました。

「体調不良で思うように仕事ができず落ち込んでいたときに『仕事も大事だけど、それ以上に大事なのは一生懸命に生きていると感じること』。ひきたさんの本のこの言葉に元気づけられました」
「体調不良で思うように仕事ができず落ち込んでいたときに『仕事も大事だけど、それ以上に大事なのは一生懸命に生きていると感じること』。ひきたさんの本のこの言葉に元気づけられました」

ひきた オンライン会議では、社員を厳しく管理する会社もあれば、「後ろで子どもが遊んでいてもいいじゃないか」という自由な会社もあったりします。上司の考え方次第で、対応は全く違う。上司の言葉が部下にどんな影響を与えるのかということを伝えたかったんです。