普段の話し方をアップデートする練習法

はあちゅう 相手の捉え方によっては傷つく言葉はほかにもありますよね。「疲れてる?」と疲れていないときに言われると、「周りからはそう見えるのかな」と気になってしまうし、それほど大変じゃない作業を「こんな大変なこと頼んでごめんね!」と何度も言われると、モチベーションが下がってしまうことも。もっと言葉に対して敏感にならなくてはいけないなと、人生を通して常に学んでいる気がします。

―― 話すことに苦手意識があると、誰かに声をかけるのがちょっと怖いと感じてしまう人もいるかもしれません。よりよいコミュケーションをするために、普段の生活の中でできるおすすめの練習法があれば教えてください。

ひきた この本を書いたきっかけの1つでもあるのですが、実は、みんなそれほど言葉というものを意識していないんですね。相手の言葉に対して、その時の気持ちや感情で返してしまっていることが多いのではないでしょうか。

 練習法としてよい方法が2つあります。1つ目は、自分の言葉にきちんと意識を向けてみる。「今の言葉は太陽言葉だったな」とか「ちょっと北風だったかな」と振り返る習慣をつけてみましょう。

 2つめは、相手の言葉から学ぶ方法です。相手の言葉を「北風」「太陽」に分けてみて、さらに自分はそれをどう受け止めたかを考えてみます。例えば、「この言葉は北風だったけど、今の自分にとっては、結構暖かく感じたな」とか「これは太陽言葉だけど、今の自分の現状をなんら解決してくれないな」とか。自分の置かれた状況やその時の感情によって、受け止め方が違うことに気づくと思います。

「自分が普段使っている、相手からかけられている言葉を『太陽言葉』と『北風言葉』に分けるだけで、言葉への意識が変わり、うっかり発言を繰り返さないようになりますよ」
「自分が普段使っている、相手からかけられている言葉を『太陽言葉』と『北風言葉』に分けるだけで、言葉への意識が変わり、うっかり発言を繰り返さないようになりますよ」