会話の中で相手の本音を引き出すヒアリングメソッドについて解説した元NHKキャスター・牛窪万里子さんの著書『難しい相手もなぜか本音を話し始めるたった2つの法則 入門・油田掘メソッド』(日経BP)。質問テクニックである「油田掘メソッド」について紹介した同書から、前回の記事「相づち苦手 『なるほど』『へえ』以外の効果的な言葉は」に続き、思うように会話がはこばない5つ目のケースとその対処法を紹介します。
会話で「沈黙」が起きるのが怖いあなたへ
会話で困った!ケース【5】
話が途切れて「間」ができると沈黙してしまう
一度会話が途切れてしまうと、そこから再開するのが苦手で、そのまま沈黙してしまいがち、という人がいます。自分自身の口数が少ないタイプの人に多く、とにかく「間」ができるのを恐れるあまり、無理やり何かを言おうとして空回りしてしまう場合もあるようです。
相手から本音を聞き出したいと思って臨んだ会話なのに、無理やり自分の話をしてしまっても意味はありません。
そんな人は、こう考えれば気持ちが楽になるかもしれません。会話の途中でできる「間」は、あなたへの「合図」です。「今は、話題を切り替えるタイミングだよ」と、相手が教えてくれているのです。なので、間を無理やり埋める必要はありません。冷静に深呼吸でもしてから、ゆっくりと次の話題に移りましょう。

間を無理やり埋めようとしなくてOK。ゆっくり次の話題に移して