組織のダイバーシティの取り組みの進捗が、働く女性のキャリア継続や管理職への意識に影響することなどを紹介する本連載。「『昇進のチャンス男女平等でない』多様性の先進組織でも」の記事では、今の組織でキャリアを継続しづらいと感じている女性たちが、具体的にどんな壁に直面しているかを分析しました。この連載に対する感想をアンケートで募集したところ、同じ壁にぶつかった経験があるという読者の体験談が寄せられました。2022年6月から7月中旬までに集まった57人(うち男性5人)の回答から抜粋してお届けします。
ぜひ、元の記事と併せてお読みください。
・「昇進のチャンス男女平等でない」多様性の先進組織でも
「キャリアを継続しやすいと思わない」理由のトップは
日経xwomanが2021年10~11月に行った調査では、働く女性たちに「あなたがいる組織は、女性がキャリアを継続していきやすいと思いますか」と質問。全体の53%(1315人)が「はい」と答えた一方で、「いいえ」と答えた人も25%(620人)を占めました(「分からない」が22%、547人)。
さらに、「いいえ」と答えた620人に複数回答で理由を聞いたところ、最も多かったのは、「評価や昇進・昇格について、男女が平等のチャンスを与えられていない」という理由でした(300人、対象者の48.4%)。
この結果を受けて、編集部では読者に「実際に、男女が平等のチャンスを与えられていないと感じた経験があるかどうか」をアンケート形式で質問。次のような体験談や意見が寄せられました。