子宮・大腸・乳房の検査ができる「YOU健診」

 今回、記者が体験したのは、子宮・大腸・乳房の検査が受けられる「YOU健診」(30代は税込み3万7400円)。「YOU健診」の「Y」「O」「U」は、子宮・大腸・乳房のそれぞれの形に由来しているとのこと。

 「なぜ、この3つの検査なのかというと、女性が罹患しやすいがんの部位だから」と説明するのは、院長の浜中聡子さん。

 女性のがんによる死亡数は、実は大腸がんが1位なのです。また、乳がんは死亡数では4位、罹患数では1位というがんです。子宮がんの死亡数は8位ですが、死亡数が増加傾向にあります。特に子宮頸(けい)がんは若い世代による罹患が多いのが特徴。(国立がん研究センター「がんの統計2021」より)

受付で、書類などの一式が入ったエコバッグを受け取る
受付で、書類などの一式が入ったエコバッグを受け取る

 問診票は事前にオンラインで記入して送信できるため、当日に時間を取る必要がありません。受付で名前を告げて、検診の案内や書類、検査着などの一式を受け取り、ロッカールームへ。

 まずクリニック内の様子が特徴的でした。所々に観葉植物やアロマディフューザーが置かれており、独特な緊張感のある病院の待合室というよりはホテルのラウンジのような居心地のいい雰囲気。アロマの香りが漂う空間に、一人ひとりのパーソナルスペースを確保するようにソファが配置されており、待つのは苦痛ではありませんでした。

モニターを見ながら子宮・卵巣の超音波検査を受診

操作台で子宮の検査をする。大きなモニターで、自身も子宮・卵巣内部を確認することができる
操作台で子宮の検査をする。大きなモニターで、自身も子宮・卵巣内部を確認することができる

 子宮検査では、「経膣(ちつ)超音波検査」「子宮頸がんの細胞診」を受診。操作台に座った状態で説明を聞きながら、受診者も一緒に子宮や卵巣の状態をモニター越しに確認することができます。

 子宮頸がんを調べるための細胞組織を採取し、プローブと呼ばれる超音波装置を膣から入れて子宮内部を超音波画像で観察します。特に痛みもなく、2分ほどで終了。デリケートな部分の検査ですが、女性の医師が優しく声をかけながら対応してくれるので、緊張が和らぎました。

避けられがちな大腸検査も基本メニューに

 「恥ずかしい」と避けられがちな大腸検査ですが、前述の通り、女性のがん死亡数1位は大腸がん。そのため、YOU健診では基本プランに大腸検査が入っています。

 記者が受けた30代向けYOU健診では、事前に検便キットが郵送され、検査日までに2回の検便をしました。40代以上向けのプランでは、大腸の内視鏡検査も選べるそうです。

大腸内視鏡検査を受ける際はこの検査室で。下剤を飲んだ後の待合スペース、トイレ、検査室、リカバリー室の動線がスムーズな設計になっている
大腸内視鏡検査を受ける際はこの検査室で。下剤を飲んだ後の待合スペース、トイレ、検査室、リカバリー室の動線がスムーズな設計になっている