「健診ギフトチケット」で女性が健康診断へ行くきっかけに

 検査プランは「YOU健診」以外に、悩みやライフプランに応じたプランを用意しています。一般の健康保険組合指定ドックに近い基本プラン(レディースドック ベーシック、8万300円~)、基本プランに女性ホルモン検査や骨密度測定、婦人科・乳房の検査や面談による結果フィードバックを含む、網羅的なプラン(レディースドック プレミアム、9万1300円~)、試しに受けてみたい人向けの少ない項目のプラン(レディースドック ライト、4万7300円~)などがあります(いずれも税込み)。どのプランでも共通しているのは、女性特有の疾患を調べるための検査項目が加わっている点です。

 今後は「企業が定期健康診断を実施するときに、検査できる病院の選択肢の一つ」として選んでもらうための訴求活動に力を入れていくとのこと。

 フリーランスや専業主婦など、企業に属していない人たちにも女性向けの健康診断は重要で、受けてもらえる仕組みや施策も不可欠。クラウドソーシング大手のランサーズが行った「フリーランスの健康に関する意識調査」(調査期間2018年7月10~17日)によると、フリーランスの約半数が1年に1回健康診断を受診していないことが明らかになっています。また、女性が罹患しやすいがんをはじめとするがん検査は、非正規雇用やフリーランス、専業主婦、無職の女性の受診率が正規雇用の女性のそれと比べて、圧倒的に低いことも浮き彫りに(東京都福祉保健局「平成30年度 東京都がん予防・検診等実態調査報告書」より)。

 市町村が主催する「健康診断」「がん検診」もありますが、浜中さんは「検査が簡易だったり、結果のフィードバックが不十分だったり、課題があるのではないか」と指摘します。

 「無料で受けられるものもありますが、検査結果が届くだけの場合が多く、再診や精密検査をするには自分で病院を探して予約をしなければいけません。当クリニックでは世代に合う検診内容を提案するだけでなく、検査後に希望があれば面談を実施し、適切な治療を誘導・案内しています。病気は早期発見が重要なので、年に1回のイベント事として、受診してもらえるとうれしいです」(浜中さん)

 とはいえ決して安い検査ではありません。そこで立ち上がったのが、健診プランをプレゼントできる「健診ギフトチケット※」。

※「健診ギフトチケット」は下記の2つが対象です(いずれも税込み)。
レディースドックプレミアム(9万6800円)※上部内視鏡(胃カメラ)対応
子宮・卵巣、大腸、乳房の検査(30代にオススメのYOU健診)(3万7400円)

 「家族やパートナー、職場の人からプレゼントすることで、普段は病院へ足を運びにくい女性が健康診断を受けるきっかけになれたらと期待しています」(佐々木さん)

ファムメディコ代表の佐々木彩華さん。薬剤師免許を持ち、医療コンサルタントとしての顔も
ファムメディコ代表の佐々木彩華さん。薬剤師免許を持ち、医療コンサルタントとしての顔も
クレアージュ東京 総院長の浜中聡子さん。専門はアンチエイジングで、クレアージュ東京 エイジングケアクリニックの院長も務める
クレアージュ東京 総院長の浜中聡子さん。専門はアンチエイジングで、クレアージュ東京 エイジングケアクリニックの院長も務める

取材・文/橋本岬(日経xwoman) 撮影/清水知恵子