「クレアージュ東京 レディースドッククリニック」(東京・千代田)は女性専用の人間ドッククリニック。女性特有の疾患や病気を総合的にチェックすることができます。今回の記事では、同クリニックが提供する健康診断「YOU健診」の体験リポートをお届けします。

30~40代の若い世代こそ婦人科系の検査を

 自分の健康状態を知りたいと思いつつも「忙しいから」「(男女一緒で)抵抗があるから」という理由で、健康診断や人間ドックを後回しにしている人も多いのではないでしょうか。

 30歳の記者も以前、健康診断を受けたとき、オプションとして選べる女性向け検査は断っていました。その理由は、有料オプションは時間もお金もかかるから。

 健康診断や人間ドックに行きにくいな……と思っていた矢先、女性医師・スタッフがすべての検査を実施し、女性に必要な検査項目を同日に受けられるようパッケージ化された人間ドックがあると聞き、今回取材してみました。

 クレアージュ東京では、通常の健康診断や人間ドックで行う検査項目に加え、罹患(りかん)率・死亡率が高い「乳がん」「子宮がん」「大腸がん」をはじめ、子宮内膜症や子宮筋腫など、女性に多い疾患を検査するプランが用意されています。

病院っぽさをなくすためにクリーム色が基調とされている。リラックスできるような雰囲気のインテリアだ
病院っぽさをなくすためにクリーム色が基調とされている。リラックスできるような雰囲気のインテリアだ

 同クリニックをコンサルティング支援するファムメディコ(東京・千代田)代表の佐々木彩華さんは、「従来の人間ドックに対して『検診内容に不安がある』『人間ドックの環境が苦手』という声に応えたかった」と話します。  

 そもそも企業が提供する健康診断にはいくつかの課題があります。まずは、女性特有の検査がオプションや補助の対象外になっているという点。また、人間ドックを従業員に受診させる企業はありますが、女性向けの検査が有料オプションになっていたり、組み込まれていたとしてもメインの検査とは別日になっていたりするケースがあり、『面倒だから』という理由で避けられがちな点もあります。

 「一般の人間ドックのクリニックでは待合室が男女一緒のところが多く、居心地の悪さを感じることもあるでしょう。また、男性医師の前で脱衣することに対して抵抗があり、女性向けの検査を避けてしまう場合も少なくありません。女性にとって、人間ドックから足が遠のいてしまう理由が複合的に存在するのです。

 特に30~40代の人は子育てや仕事で忙しいため、自身の健康について優先度が低くなりがちで、人間ドックを受けない人が多い傾向にあります。でも、20代30代のがん罹患者の約80%は女性といわれており(厚生労働省「平成30年全国がん登録罹患数・率報告」より)、婦人科系の病気は若いときに発症しやすいので、その世代の人にこそ総合的に受けてほしいです」と佐々木さんは話します。