暮らしやすさは他県民のお墨付き

 始業は8時20分、終業は16時50分。平均帰宅時間は18・19時の間で、自宅では料理や読書を楽しむのが上田さんの日常。ゆっくり休める週末は、アウトドアを楽しむ。最近は、子供の頃に両親が教えてくれた釣りを再開し、つい先日も海で釣ったアジとスズキ、コハダを自分でさばき、家族にふるまった。

 「足を伸ばせばお花見できるところもたくさんあって、ゴールデンウィークには砺波のチューリップ園に出かけましたし、春から初夏にはつつじやバラを見に行きました。近所の清流では、鮎やマスを釣っている人もいます。これだけ近くに自然と触れ合える場所があるのも、越前市ならでは」

 上田さんいわく「越前市民のお出かけの定番と言えば、バーベキュー」。今年は同期のメンバー13人が集まり、バーベキューを楽しんだ。越前市民は誰もが、身近な自然を満喫する方法を熟知しているようだ。

 「こんなに自然が豊かで、働く環境にも暮らしやすさにも恵まれた場所って、他にないと思うんです。私の部署のメンバーも約半数は県外からきた人ですが、越前市をすっかり気に入って『越前市に定住したい』という人も居ます。そんな話を聞くと、やっぱりここで働くことを選んでよかったな、と思います」

福井県越前市で働く
越前市には「この街で働きたい」という希望を持つ人をサポートする「勤労者生活安定資金」がある。対象は越前市内に住居を持ち、企業や個人事務所に勤務している人で、150万円を上限に、1.3%~1.6%という低金利で融資する(自営業者などの場合は「職業者生活安定資金」となる)

取材・文:市原淳子  撮影:佐々木実佳(ブロウアップスタジオ)

* この記事の年齢、役職などは取材時のものです

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