女らしさという表現を使わない場合

 同時に、今まで使ってしまいがちだった言葉(駄言)を、どう言い換えればいいかということも考えました。

 例えば、ママ友のインスタに「最近、(私は)女らしさを捨ててる」と書いてあるのを見て、ここで「女らしさ」を使わないとしたらどう言い換えるのが適切か、考えてみました。「最近、キレイを捨てている」とか言えばいいのかな? でもそれだと、「キレイ」=「良いこと」という「価値観の押しつけ」問題からは離れられていない気がするし……。こんなふうに、一回一回、「難しいな」と思いながらも、自分で悩みながら考えていくことこそが、ステレオタイプのない社会に移行するためには大切なのではないかと思います。

 男の子らしさに関する駄言も興味深く読みました。うちの息子は車が大好き。車のおもちゃで遊んでいる写真をSNSにアップすると、「やっぱり男の子ですね」「男の子だから車が好きなんですね」というコメントが付くこともあります。でも、「男の子だから車が好き」というのもステレオタイプなんですよね。

夫の感想は「なんでダメか、分からない箇所もある」

 夫にもこの本を読むようにすすめてみました。「ジェンダーに関する発言で、けんちゃん(夫)が炎上したら嫌だから、この本を読んでみて。知っているだけでも全然違うから」と渡してみたんです。夫は読んでくれて、「なるほどね~」と理解を示しつつも、「なんでダメなのか、よく分からない箇所もある」と言っていました。

 夫は私より7歳年上で、私以上に「男尊女卑」的な考えが残っている時代に生きてきた背景があるのかもしれません。「『男は度胸』『男のプライドだ』とかもうかつに言ってしまうかも」と言っていました。

 夫が「なんで駄言なのかが、正直よく分からない」と言っていたものは、例えば、次の2つ。