2021年6月発売の『早く絶版になってほしい #駄言辞典』(日経BP)。この『#駄言辞典』のプロジェクトが国際的な賞を受けました。
2021年、釜山国際広告祭のテーマは「Shift(シフト)」
2021年8月27日、韓国・釜山市で開催され、オンラインで中継された第14回釜山国際広告祭「AD STARS」(アドスターズ)の表彰式で、『#駄言辞典』のプロジェクトが、プリント部門・グランプリを受賞しました。
この賞は全世界から応募のあった広告作品が対象で、今回は、62カ国から約2万件の作品が集まりました。第14回となる広告祭のテーマは「Shift(シフト)」。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)下における「変化」が重視されました。
審査員の一人、ガブリエラ・スカルダッチオーネ氏(英国のクリエーティブ企業であるマザーで、グローバル・クリエイティブ・ディレクターを務める)は、本部門の審査員コメントで「受賞者が追求する方向性を今後も応援したい」と述べました。
『#駄言辞典』のプロジェクトのグランプリ受賞は、日本のジェンダーギャップ解消の動きを後押ししていく力になるはずです。
日本経済新聞社と日経BPは日本社会の多様性を阻むステレオタイプを撲滅するために、日経ウーマンエンパワーメントプロジェクトの一環として、新聞広告を通じてNIKKEI UNSTEREOTYPE ACTIONを展開しています。この『#駄言辞典』は、そのアクションの一つです。日経xwomanでは、引き続き、『#駄言辞典』に関して、日本のジェンダーギャップを解消するための情報発信を続けていきます。

【書籍情報】
ジェンダーにまつわる
アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)による
1200もの「駄言」が教えてくれたものとは?
早く絶版になってほしい
『#駄言辞典』
編集:日経xwoman
発行:日経BP
定価:1540円(10%税込)
→ Amazonで購入する
【目次】
・駄言とは?
・まえがき
・第1章…実際にあった「駄言」リスト
女性らしさ/キャリア・仕事能力
生活能力・家事/子育て
恋愛・結婚/男性らしさ
・第2章…なぜ「駄言」が生まれるか
スプツニ子!/出口治明/及川美紀
杉山文野/野田聖子/青野慶久
・第3章…「駄言」にどう立ち向かえばいいのか
・あとがき
取材・文/小田舞子(日経xwoman)