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2022 ジェンダーギャップ指数 変化を起こせ 必要なのは

職場に性別へのアンコンシャス・バイアスある 8割回答

ジェンダーギャップ・アンケート(上) 「指摘がなかったら気づかなかった」と自分の中にあるバイアスを答えた人も

Terraceで話題!

女性という理由で配慮される

 アンケートでは、職場や仕事環境で性別に関するアンコンシャス・バイアスを感じたことがあるかについても聞きました。アンコンシャス・バイアスを感じたことがあると答えた人は76.2%。「いいえ」と答えた人(21.4%)の3倍以上に上りました。

 一般職から役員へ役職が上がるにつれてアンコンシャス・バイアスを感じる人の割合が増える傾向も見られました。また、アンケート回答者509人のうち男性は33人。男性だけで見ると、約半数の人が「アンコンシャス・バイアスを感じたことがない」と回答しました。

n=509
n=509

 アンコンシャス・バイアスを感じたことがあると答えた人は、具体的にどんな場面で感じているのでしょうか。自由回答では、女性という理由で「配慮」がある、それが原因でチャンスを逃したと感じているなどの声が見られました。

◆「若い女性に対して『かわいそうだから』といって、注意や指導をしない」(女性、39歳、食品/医薬/化粧品、企画/調査/マーケティング、課長相当職)

◆「『女性だから無理はさせられない』といわれ、仕事の機会を失うことがあった」(女性、49歳、通信サービス、総務/人事)

◆「国内・海外出張において、女性社員は家庭の事情を尋ねられる(男性社員には可・不可だけで家庭の事情まで尋ねていない気がする)」(女性、47歳、食品/医薬/化粧品、品質保証)

◆「大学進学の出版物を制作していたとき、社内関係者が自分の娘の進学について『女の子だから無理させないで推薦を選択した』という話をしていた。教育方針は家庭それぞれだが、『女子には無理をさせない』が世間の常識のように会議などで話を進めていた」(女性、51歳、人材サービス、編集/編成/制作、部長相当職)

◆「男性は残業、休日出勤をいとわないものとされたり、重い物を持つものとされたり、逆に女性はそういうことをしなくてもよいと『親切心から免除』される。さすがにお茶くみはなくなっても、お土産のお菓子を切り分けたり配ったりするのは女性が頼まれる」(女性、63歳、公務員、広報/宣伝)

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