冬から春にかけては、乾燥や花粉などの外部刺激によって肌が過敏になる季節。また、マスクによる肌荒れや肝斑、ニキビなどに悩まされている人も。今回は、冬から春のマスク荒れと春の花粉皮膚炎のケア方法をご紹介します。おすすめのアイテムから、使い方も解説!

冬~春の○○だけ敏感肌ケア
・冬の乾燥肌~春の花粉荒れを防ぐには、手抜きケアがいい【1】
・マスク肝斑、春の花粉皮膚炎を防ぐ 油膜スキンケア【2】←今回はココ

冬から春のマスク荒れケアは“油膜で摩擦予防&ミストで冷却保湿”

 マスク生活が長期間続く中、マスクによる肌への摩擦刺激が要因と考えられる「マスク肝斑」が増えているようだ。

マスクの上の部分が触れる頬骨のあたりがうっすら茶色くなるケースも。目の下や頬の高い部分を中心にバームやワセリンなどを肌にのせるように塗布すると、摩擦の軽減につながる」(日本化粧品検定協会 代表理事の小西さやかさん)

 シミ予防には春先から強くなる紫外線の対策なども大切だ。
 また、乾燥するのにニキビができる「マスクニキビ」の悩みも多い。

「保湿をしなければ、とクリームなどを塗り過ぎているケースも見られる。ベタつきや脂っぽさを感じるなら塗る量を少なくする、ニキビができたらクリームは控えるなど、コントロールを」(タナベ皮フ科クリニック院長の田邉和美さん)

 マスク着用時は「潤っている」と錯覚しがちだが、実はバリア機能が低下し、デリケートな状態であることも忘れずに

マスク着用によるトラブル
マスク着用によるトラブル