たった10秒のセルフケアで、たるんだ顔が引き上がると話題の村木式「頭ほぐし」。考案した村木宏衣さんによれば、おでこや頭頂部の硬さは、目元のたるみやシワに直結するそう。現代生活では特に酷使する部分なので、しっかりほぐしてケアをしましょう。
・たるんだ顔が引き上がると話題 「奇跡の頭ほぐし」【1】
・「奇跡の頭ほぐし」でおでこのシワ、目元のたるみを改善【2】←今回はココ
・あごや口元のラインを引き上げる「奇跡の頭ほぐし」【3】
おでこや頭頂部が“目のたるみ”に関係するワケ
まず、自分の頭皮をチェックしてみよう。頭皮=硬いものと思いがちだが、エイジングデザイナーの村木宏衣さんによれば、健康な状態であれば、指でつまめる程度のやわらかさがあるという。
「頭皮を触ると、おでこの皮膚と同じくらい動くのが理想。ところが帽状腱膜に覆われた頭頂部には筋肉がなく、血行不良で硬くなりやすい。これが頭蓋骨にへばりついて動きが悪くなると、おでこでつながる前頭筋の引き上げ力も衰えてしまう」と、村木さんは説明する。
「前頭筋は、スマホやPC、老眼などで目を酷使したり、ストレスなどでも硬く凝りやすい。すると目まわりの眼輪筋、皺眉筋などの動きも悪くなり、上まぶたがたるむ。皮膚がかぶさって目が小さく見えたり、目尻のシワの原因にも」(村木さん)。
さらに問題なのは、上まぶたが上げづらくなると、前頭筋に頼って目を開くクセがつくこと。これがおでこの横ジワの原因になるだけでなく、前頭筋がますます硬くなって、目がさらにたるむ負のスパイラルに……。
「おでこや頭頂部をグリグリと動かしたとき、イタ気持ちよければ凝っている証拠。頭蓋骨に筋肉や筋膜が張り付いている部分なので、念入りにほぐして」
こう話す村木さんが考案した簡単ケアを行えば、目がパッチリ、楽に開くようになることに驚くはず。周辺の血流も改善するため、くすみやクマも同時にケアできる。ぜひ習慣に!