自分の顔を鏡で見て、「もっとメイクの知識があれば、変わるのかな…?」なんて思ったことはないでしょうか。そんな人に向けて、人気のヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんがまとめたのが『メイク大全』。レシピを見ずに料理が作れるように、メイク本を見ずにメイクができるというのがテーマです。この本から、一生役立つシンプルなメイクテクニックをご紹介します! 今回はメイクの仕上げ編です。
・長井かおり直伝 ピンク下地で赤ちゃん肌!クマ消しにも
・長井かおり直伝 ハイライトで顔の印象をパッと華やかに ←今回はココ
ハイライトとシェーディングで鼻高! フェイスラインをシャープに
メイクは、光と影のコントロールがカギ。中でも、光を集めるハイライトと、影をつくるシェーディングはどこに入れるかによって、顔の印象を変えてしまう。この2つを使いこなせれば、自身のメイクが一段階アップする。難しいのではと及び腰になっている人も、ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんの解説を聞けば、すぐやってみたくなるはずだ。
「まずハイライトの使い方を覚えておくといいでしょう。ハイライトは、メイクの最後にちょっとのせるだけ。簡単なのに顔をパッと大胆に見せ、そして海外セレブのようにパワフルに見せます」
使うハイライトは、粉であればなんでもOK。粉のほうが、使いやすく自然に見えるという。色はベージュに近い白が長井さんのお薦めだ。もし、手持ちになければ、暗い色と2色入っているタイプだと、暗い色はシェーディングとして使える(上写真)。ハイライトを入れる位置は、3つだ(テクニック4)。
「顔の高いところにすりこむのが基本の塗り方です。まず、鼻先。ここが一番、顔を華やかにします。しっかりと丸くつけましょう。これだけで鼻が高く見えます」
塗るのはブラシではなく指で。しっかりとすりこむのが大事だからだという。
そして、2つ目は、「上唇の小さなM字部分。ここにちょんと入れると唇の角が立ち、アヒルっぽいとがったかわいい唇になります」。
後の3つ目は、「あご先」だ。「あご先を際立たせると、ツンととがったあごになり、あごをシャープに演出できます。この3つのポイントに指先で塗るだけなので、一瞬で終わりますよ。ハイライトのほかにキラキラ系のフェイスパウダーでも代用できます。でも、肌につきづらいので、指にしっかり取ってくださいね」