自分の顔を鏡で見て、「もっとメイクの知識があれば、変わるのかな…?」なんて思ったことはないでしょうか。そんな人に向けて、人気のヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんがまとめたのが『メイク大全』。レシピを見ずに料理が作れるように、メイク本を見ずにメイクができるというのがテーマです。この本から、一生役立つシンプルなメイクテクニックをご紹介します! 今回はメイクの仕上げ編です。

長井かおり直伝 ピンク下地で赤ちゃん肌!クマ消しにも
・長井かおり直伝 ハイライトで顔の印象をパッと華やかに ←今回はココ

ハイライトとシェーディングで鼻高! フェイスラインをシャープに

 メイクは、光と影のコントロールがカギ。中でも、光を集めるハイライトと、影をつくるシェーディングはどこに入れるかによって、顔の印象を変えてしまう。この2つを使いこなせれば、自身のメイクが一段階アップする。難しいのではと及び腰になっている人も、ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんの解説を聞けば、すぐやってみたくなるはずだ。

いつものメイクの仕上げにプラスしたいアイテム
(左)「エレガンス コントゥアリング フェイス〈フェイスカラー〉」 001 6050円(セット価格)/エレガンス コスメティックス、(右)「ケイト スリムクリエイトパウダーA」 EX-2 1430円(編集部調べ)/カネボウ化粧品  ※商品価格は税込
(左)「エレガンス コントゥアリング フェイス〈フェイスカラー〉」 001 6050円(セット価格)/エレガンス コスメティックス、(右)「ケイト スリムクリエイトパウダーA」 EX-2 1430円(編集部調べ)/カネボウ化粧品  ※商品価格は税込

 「まずハイライトの使い方を覚えておくといいでしょう。ハイライトは、メイクの最後にちょっとのせるだけ。簡単なのに顔をパッと大胆に見せ、そして海外セレブのようにパワフルに見せます

 使うハイライトは、粉であればなんでもOK。粉のほうが、使いやすく自然に見えるという。色はベージュに近い白が長井さんのお薦めだ。もし、手持ちになければ、暗い色と2色入っているタイプだと、暗い色はシェーディングとして使える(上写真)。ハイライトを入れる位置は、3つだ(テクニック4)。

【テクニック4】立体感を増す、3スポットハイライト
指で、鼻先、上唇のM字部分、あご先に入れる
指で、鼻先、上唇のM字部分、あご先に入れる
ベージュに近い白のハイライトを選び、中指か人さし指で粉をしっかり取る。スポット1は、「鼻先」。鼻先に、しっかりと丸くつける。スポット2は、「上唇のM字部分」。ここにちょんと入れると唇の角が立つ。3つ目は「あご先」。ツンととがったあごになる

 「顔の高いところにすりこむのが基本の塗り方です。まず、鼻先。ここが一番、顔を華やかにします。しっかりと丸くつけましょう。これだけで鼻が高く見えます」

 塗るのはブラシではなく指で。しっかりとすりこむのが大事だからだという。

 そして、2つ目は、「上唇の小さなM字部分。ここにちょんと入れると唇の角が立ち、アヒルっぽいとがったかわいい唇になります」。

 後の3つ目は、「あご先」だ。「あご先を際立たせると、ツンととがったあごになり、あごをシャープに演出できます。この3つのポイントに指先で塗るだけなので、一瞬で終わりますよ。ハイライトのほかにキラキラ系のフェイスパウダーでも代用できます。でも、肌につきづらいので、指にしっかり取ってくださいね