AタイプはBタイプの軸ポイントが動かしやすい

 興味深いことに、Aタイプの軸になるポイントはBタイプにとっては動かしやすい、いわば可動エリアになる。逆も同様だ。つまり、Aタイプなら、Bタイプの軸ポイントである股関節や首の付け根は動かしやすい部位なのだ。

 「野球のバッティングやゴルフのショットなど、その場に留まった動きの場合、足底と2つの軸ポイントを直線上にそろえることを意識します。そして、残りの2つの可動エリアを積極的に動かすと、安定感がありながらダイナミックなパフォーマンスをできます」

 つまり、Aタイプなら、足底、ひざとみぞおちを直線上にそろえ、首の付け根や股関節を動かす。Bタイプなら、足底、股関節、首の付け根を直線上にそろえ、ひざやみぞおちを動かすというイメージだ。

 また、Aタイプは、上に伸び上がるイメージで体を動かす傾向があり、伸びようとすると床を強く踏むという。Bタイプは逆で、床を押そうとすると伸び上がれるという。同じ動きでも、イメージは異なるそうだ。

 なお、AタイプとBタイプでは、手の使い方も異なる。Aタイプでは、つり革や荷物を持つときに指先を使い、Bタイプでは手のひらを密着させるように深く入れ込む。思い当たる人もいるのでは?

Aタイプはつり革や荷物を持つときに指先を使い、Bタイプは手のひらを密着させるように深く入れ込む

 「新体操では、クラブを持つ種目があります。私はAタイプなのでクラブを浅く持ちますが、そのように全選手に指導してしまった苦い経験があります。Bタイプの人は、深く持たないと落としてしまうことを不思議に思っていました。これもタイプごとの体の使い方の違いですね」