年齢のわりにたるみ知らずの人は、首がすーっと伸びていると思いませんか?耳の後ろから鎖骨につながる「胸鎖乳突筋」。ここをほぐして鍛えることで、ほうれい線が薄くなり、フェイスラインがスッキリすると話題です。『日経ヘルス2022秋号』で紹介した、首からの小顔計画、2回に分けてご紹介します。今回は前編です。

胸鎖乳突筋トレで小顔計画
・首が硬いと顔のたるみにつながる?カギは胸鎖乳突筋←今回はココ
・フェイスラインも首こりもスッキリ 胸鎖乳突筋の整え方

 美意識の高い女性たちの間で注目されているという首の筋肉「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」。名称の由来は、耳の後ろの「乳様突起(にゅうようとっき)」という部位から、鎖骨と胸骨(きょうこつ)をつなぐためだ。

横を向いたときにくっきり浮き出るのが胸鎖乳突筋。
横を向いたときにくっきり浮き出るのが胸鎖乳突筋。
首を左右にひねる。うなずくときに使う筋肉
首を左右にひねる。うなずくときに使う筋肉

 横を向いたときに、くっきりと浮き出た筋は、顔の印象をスッキリとシャープに見せてくれる。だが、この胸鎖乳突筋、私たちは普段、酷使しがちだ。

 例えば、スマホ。うつむいて画面を見つめてしまっていないだろうか。そのとき胸鎖乳突筋は縮んで固まったままだ。あるいは、パソコン。首を前に出して作業していると、胸鎖乳突筋は負担がかかって硬くなる。

スマホやパソコンの作業で、胸鎖乳突筋は硬くなりがち
スマホやパソコンの作業で、胸鎖乳突筋は硬くなりがち

 フィットネストレーナーであり、小顔サロンも経営する森拓郎さんは、「胸鎖乳突筋の本来の役割は、縦に伸びた状態で、しっかりと頭を支え、その姿勢をキープすること。ですが、固まってしまうと、伸びにくくなって縦に伸びた状態になりづらくなります。すると、普段から頭が前に出たカメ首になってしまい、それがフェイスラインの崩れにつながります」と話す。

 胸鎖乳突筋は、うなずく、頭を横に倒す、横に向けるというときに使う筋肉だが、どうだろうか、しっかり柔軟に機能している状態になっているだろうか。次のページのチェックで確かめてみよう。