「夫さん」「妻さん」という呼び方に対しては「賛成」「反対」が拮抗(きっこう)。最多は「どちらでもいい」の31.1%

 近年、じわりと増えている「夫さん」「妻さん」という呼び方についても聞きました。「賛成」は18.9%、「どちらかといえば賛成」が11%。こちらを合わせると29.9%が「賛成派」となります。

 一方、「反対」は8.5%、「どちらかといえば反対」は14.6%となり、「反対派」は23%で、どちらも20%台となりました。

 ただ、最多は「どちらでもいい」の31.1%となっています。

 「その他・自由回答」では、「日本語として正解なのか?」「無理やりな感じがする」「夫、妻に『さん』付けはヘン」「初めて聞いた。でも、違和感はない」といった声があり、まだなじみのないと感じる人がいることが分かりました。

■他人のパートナーについて、「夫さん」「妻さん」と呼ぶ例が増えてきました。この呼び方についてどう思いますか。

賛成…………………………………………18.9%
どちらかといえば賛成……………………11%
どちらでもいい……………………………31.1%
どちらかといえば反対……………………14.6%
反対…………………………………………8.5%
分からない…………………………………9.1%
その他・自由回答…………………………6.7%

パートナーの呼び方に関するモヤモヤの正体は?

 女性の回答をまとめると、自分の配偶者に関しては「夫」、他人の男性パートナーに関しては「旦那さん」が最多。それでも、ときに夫婦の呼び方が話題になったり、議論になったりするのはなぜでしょうか。その理由は「違和感」にありそうです。

 アンケートの自由回答では、

「言いたくないけれど、目上の人には『ご主人』『奥さま』と言わざるを得ない場面がある。ふさわしい日本語がないか模索中」
「つい子ども目線になってしまい、『パパ』『ママ』が家庭外でも出てしまう」
「夫を場面によって主人と言ってしまうが、言った後に違和感が残る」
「友達のパートナーを旦那さんと呼んでしまったときに『旦那って』と自分にツッコミたくなる」
「以前、銀行の窓口をしているときは、『ご主人さま』『奥さま』という呼び方をしていたが、自分で使っていても嫌だった。でも、相手と相手のパートナーを丁寧に呼ぶと、そうなってしまう。早く夫さま、妻さまが定着するといい」
「自分の夫のことを『主人』と呼ぶママ友や友人が多く、聞くたびに違和感がある。バリバリ働いていても『主人』を意図的に使っている人にも違和感を覚える」

 などと、困惑する声が多く寄せられました。

 その大きな原因としては「適当な呼び方がない」ということも関係しているようです。はたして今の時代にフィットする呼び方はあるのでしょうか。

 2回以降は、現代にふさわしい呼び方について考えます。

アンケート「日経xwomanパートナーの呼び方、どうしてる?」実施概要
調査期間は、2021年5月14日~6月1日。23歳から73歳までの164人(女性93.3%、男性5.5%、その他1.2%)が回答。結婚については「未婚」1.8%、「既婚」93.3%、「離別・死別」1.8%、「その他」3.0%。

構成/三浦香代子(日経xwoman)