自己肯定感は、高めるのではなく「取り戻す」が正解

赤ん坊のときは誰でも自分の価値を疑わず、自己肯定感が高い。ところが、成長する過程で、家庭や学校でダメ出しされるたび自分を否定する感情が強まってしまう。だから、山根さんによれば、自己肯定感は高めるというより「取り戻す」もの
赤ん坊のときは誰でも自分の価値を疑わず、自己肯定感が高い。ところが、成長する過程で、家庭や学校でダメ出しされるたび自分を否定する感情が強まってしまう。だから、山根さんによれば、自己肯定感は高めるというより「取り戻す」もの

 「赤ん坊のときは誰でも自己肯定感が高く、自分には価値があると思っている。ところが、テストで90点を取っても、あと10点で満点だったのにとマイナス面ばかり指摘された、個性を発揮すると協調性がないと怒られた──など学校や家庭でバツばかりをつけられていると、子どもは全人格を否定されたと捉えやすく、自分を否定する感情が強まってしまう」と山根さん。

自己肯定感とは
 「自分はありのままでいい、生きているだけで価値がある」という感覚のこと。自信がなくてネガティブでも、「自分はこのままでいい」と思えたら自己肯定感は低くない。1980年代後半に誕生した概念で、日本には90年代後半に入ってきたという。