21年7月6日から、9月に行われるFP(ファイナンシャル・プランナー)2級、3級試験の申し込みが始まりました(27日まで)。FPは読者の間でも屈指の人気資格。でも、どのように役立つ資格なのかは知らない人が多いのでは? 今回は、FP資格講座の講師を長年務めるベテランFP3人に、基本中の基本について聞きました。

 FP資格のあれこれをQ&A形式でお届けします。LEC専任講師の岩田美貴さん、TAC専任講師の高鷲佐織さん、登録者数4万人の人気YouTuberのおーちゃんさんが、気になる5つのギモンに詳しく回答してくれました。

本記事で聞いた主なギモン
Q. お金の資格はいろいろあるけれど、FPの特徴は?
Q. FP資格にはどんなメリットが?
Q. FP資格の種類は?
Q. 合格するのはどれくらい大変?
Q. 効率のいい勉強法は?

Q.お金の資格はいろいろあるけれど、FPの特徴は?

 「FPは、士業のような独占業務もなく、家計相談で収入を得るには2級でも不足。金融機関以外の人にとっては、仕事よりも自分の家計に役立つ資格です」。LEC専任講師の岩田美貴さんは語る。

 FP資格で学ぶのは6つの科目だ。人生のマネープランのやり方がわかる「ライフプランニングと資金計画」。保険について学ぶ「リスク管理」。預金や投資のことを学ぶ「金融資産運用」。税制について学ぶ「タックスプランニング」。そして「不動産」「相続・事業承継」で計6科目。

FP資格で学ぶのはこの6科目
FP資格で学ぶのはこの6科目

 最大の特長は、「広く浅く」学べること。源泉徴収票の見方から保険、税金、投資、相続など満遍なく知識を得られるが、一分野ごとで見れば税理士や社会保険労務士などの「士業資格」と比べて要求されるレベルは低い。

 士業資格には、例えば税理士の相談業務のように、その資格がなければ行えない「独占業務」があるため、資格を取るだけでかなり仕事を得やすくなる。しかし実は、FPと名乗って家計相談を受けるのに、必ずしもFP資格を持っている必要はない。特に、普通の人でも取りやすい「FP技能士3級」や「FP技能士2級」(後述)レベルの場合、資格を持っているだけで即、仕事につながるとは言いにくい。

Q. お金の資格はいろいろあるけれど、FPの特徴は?
A. 広く浅く、生活密着の知識を得られる