あっという間に今年も12月。日の入りが早くなり、冬の寒さが強まってきます。気象予報士・伊藤みゆきさんによると、冬の寒さには「風冷え(かぜびえ)」「底冷え(そこびえ)」「湿気寒(しけざむ)」の3タイプがあるそうです。それぞれの寒さの違い、寒さ対策となる冬の装いについて紹介します。
冬の寒さには3タイプ それぞれ体感温度が違うので要注意!
2021年も残りわずかになってきました。カレンダーが残り1枚になった途端、気ぜわしくなりますね。
特にこの記事が公開される12月上旬は、1年間で最も日の入りが早い時期です。気づくとあたりが暗くなっていて「もう夜!」「仕事が片付かない」などと焦ってしまいます。
年間で最も昼が短いのは12月22日の冬至の頃ですが、日の入りが早い12月上旬のほうが昼の短さを強く感じるかもしれません。
東京では夕方に時刻を知らせるチャイムを鳴らす自治体が多く、夏と冬で放送時間を変えているところもあります。中央区や新宿区などは冬時間が16:30で、12月上旬は太陽のほうが早く沈んでしまいますが、12月下旬にはチャイムが鳴ったときに「まだ太陽が出ている」「この時間が前よりも明るくなっている」と気づくかもしれません。
ところで、寒さには「風冷え」「底冷え」「湿気寒」の3タイプがあると、ご存じでしょうか。それぞれ、実際の気温だけでなく気象状況によって体感温度が変わるので要注意です。