2011年の東日本大震災を機に、男性中心で進められていた従来の防災対応を見直す動きが広がっています。「災害が人々に与える影響は性別によって変わります」と指摘するのは、「ジェンダーと災害」をテーマに研究活動を行う静岡大学教育学部・同総合防災センター教授の池田恵子さん。自然災害は全国各地で起こり、いつ誰が被災してもおかしくありません。予測不能な災害に私たちはどう備えるか? 多様性の観点から日本の防災の現状と課題を考えます。

池田恵子

静岡大学教育学部・同総合防災センター 教授