前回は、寝つきの悪い人向けに「耳温め」の方法を紹介したが、今回は、気圧の変化による頭痛やめまい、イライラや落ち込みといった不調がある人にお薦めの「くるくる耳マッサージ」を紹介する。

・「耳」を温めると、リラックスし、寝つきやすくなる
・くるくる「耳」マッサージで頭痛、めまいを防ごう←今回はココ

 寝つきの悪さに悩んでいる人は、耳をつまんで上下に引っ張ってみて。「耳に硬さを感じる場合、自律神経の切り替え力が弱まっている可能性が高い」というのは、気圧の変化による不調を研究する愛知医科大学客員教授の佐藤純さんだ。

耳をつまんで上下に引っ張ってみよう
耳をつまんで上下に引っ張ってみよう

 不眠はもちろん、頭痛やめまい、イライラや落ち込みといった不調は自律神経の乱れによって起こる。自律神経の乱れを引き起こすのが、環境や身体的・精神的なストレスだ。

 本来、自律神経は活動モードの交感神経と休息モードの副交感神経がスイッチを切り替えるように働くが、「慢性的に痛みなどのストレスがかかっていると、痛みを脳に伝える知覚神経と交感神経に連絡回路ができて、交感神経が高まると同時に痛み神経が興奮しやすくなることがわかっている」(佐藤さん)。

 この状態になると、気圧低下などのストレスが起こるたびに痛みやめまいを感じやすくなる。気分も滅入り、眠りにも悪影響が。

 また、「自律神経の乱れやすい人は交感神経、副交感神経ともに総合的なパワーが落ちて、切り替わりがうまくいかない。そして少しのストレスで過敏に反応し、不調症状が大きく現れる傾向にある」と佐藤さん。

加齢やストレスにより、交感神経と副交感神経のスイッチが切り替わりにくくなる。さらにストレス状態が慢性的になると、交感神経と痛みを伝える神経に連絡回路ができ、少しの刺激でも大きい痛みを感じるように。解決策は、自律神経と密接に関わる内耳の血行を改善すること。
加齢やストレスにより、交感神経と副交感神経のスイッチが切り替わりにくくなる。さらにストレス状態が慢性的になると、交感神経と痛みを伝える神経に連絡回路ができ、少しの刺激でも大きい痛みを感じるように。解決策は、自律神経と密接に関わる内耳の血行を改善すること。